yuinowaさんへ行ってきました。
コムラボ代表理事の山田です。茨城県結城市にあるCoworking & Café yuinowaさんへ行ってきました。コムラボが運営する「マチノテ」スタッフ3名も同行です。
yuinowaはJR結城駅から徒歩7分ほどのところ。築80年以上の呉服店跡地をリノベーションしたコワーキングスペース兼カフェです。現地での受け入れは、結いプロジェクト代表で結城商工会議所職員でもある野口純一さんが引き受けてくれました。
野口さんのお話を聞いていると、私たちと考えていることや作りたい地域の未来が似ています。地域に若者の居場所がない、活動する場所がない。社会人になった時に働く場所がない。北関東ならではの悩みとして、若者のニーズを地域が満たせず、かといって通勤するには遠いため、東京へ行ってしまう。このままでは地域の活力が失われてしまうため、若者の居場所を作り、起業創業を含めて新しいコトを地域で進めなければならない。
yuinowaさんのスライドは名前をマチノテに差し替えても説明がついてしまうのではないかと思うくらい共感度が高かったです。
話を聞いてとても羨ましいなと思ったのは、行政、中間支援組織(商工会議所、観光協会)、民間が三位一体となって協働していることです。それだけ危機感を持っているのでしょう。人口だけ比較すれば、結城市は約5万人、足利市は約15万人ですが、高齢化率は足利の方が高く(足利 30.30%、結城 27.50%)、人口減少率も足利の方が高いです(足利 -3.29%、結城 -1.71%。数字は2015年国勢調査より)。野口さんのような方が中間支援組織に在席して、公民をつなぐ役割を担っているのも1つのポイントだと思います。野口さんの話をうかがうと、中間支援組織という立ち位置が良くて、公所属、民所属でも出来ないことをされています。
足利より人口が少ない地域へお邪魔すると危機感をもって活動しているプレイヤーが多いです。足利は人口が減ったと言っても人口規模から都市機能はそれなりに揃っているし、観光客も右肩上がりのため、まだまだいけると思っているのかもしれませんが、実際はそうでもないと私は考えてます。例えば、人口が10万人を切って、いよいよやばいぞと認識が広まったときには手遅れなのではないか、もうやらなきゃいけないのになかなかそれが広まらないもどかしさを感じます。