ミヤラジさんに出演しました

左:佐藤局長、真ん中:山田、右:稲葉社長

左:佐藤局長、真ん中:山田、右:稲葉社長

代表理事の山田です。3月8日に開局した宇都宮のコミュニティFM ミヤラジさんにお邪魔しました。仕事で近くまで行ったので顔を出すだけのつもりでまずはスタジオ外観を撮影・・・していると、局長の佐藤さんに見つかる。2階にあるスタジオへオリオン通りから手を振っていると「入っておいでよ」とジェスチャー。

稲葉社長が出迎えてくれて、ピカピカのオフィス兼スタジオを「おー、すごい」と見学させて貰ったのですが「せっかく宇都宮まで来たのだし、株主だし、喋っていく?」と突然の稲葉社長のフリで急遽出演することにwwww(草を生やすしかない事態)

本番3分前くらい?スタジオに座ってからもホントに出て良いの?と思ってましたw

本番3分前くらい?スタジオに座ってからもホントに出て良いの?と思ってましたw

「私が出ても良いんですか?と聞くと稲葉社長曰く「たまたま来た地域で活動されている方が出演する。ミヤラジは生放送でやっていることを出したいんだ(意訳)」と。「1時間くらいどう?」とご提案頂きましたが、その後足利で予定もあったのと何の準備もせずに公共の電波に私の話を乗せるのも色々アレなので13時からの「Go!Go!ミヤ」に10分ほど出演させて頂きました。

放送冒頭「どんな活動をされているのですか?」という問いに「地域の未来を創る仕事をしてます」と意味不明な発言からはじまり(あれは緊張していたんだ、うん、そうだ)、放送でもお話ししたのですが、宇都宮は栃木県域のメディアの中心なので下野新聞、RADIO BERRY、栃木放送、とちぎテレビなどローカルメディアを日常的に接する機会があります。そのため「栃木県域のメディアではなく自分たち宇都宮のローカルメディアが欲しい」という動機が生まれたのではないかと考えます。

ミヤラジの稲葉社長から「足利でもコミュニティFMをやらないんですか?」と話を振られたのですが、宇都宮と比較してローカルメディアに接する機会が少ない足利が「コミュニティFMが欲しい」と考えるのはまだまだ先なんだろうなと思ってます。コミュニティFMを地域で応援し、支援し、運営する土壌がまだないと個人的には考えています。「栃木市や宇都宮市にコミュニティFMがあるのに足利にないのは何故だ」という動機で三セクで作りそうな気はしますけど(頭痛)。

一握りのまちづくりに関わる人たちだけで立ち上げるとミヤラジ開局に関わられている山口県宇部市で開局以来黒字経営を続けているコミュニティFM「FMきらら」を作った井上悟さんが話していた「コミュニティ放送局は多くの市民が関わり運営しないとコミュニティのための放送局にはならない」という「コミュニティ放送局」の趣旨からずれていきます。

私たちコムラボは、「地域の広報部」としてローカルメディア あしかがのこと。を運営することで「へー、足利にこういうのあったんだ」と地域の情報を多くの人に届ける仕組みを作る。「地域の人事部」として在宅ワーク支援事業による人材育成、コワーキングスペース SPOT3 という働く場、様々な人たちをつなぐメディアとしての場づくりをやっていきたいと活動しています。あと何年かは掛かると思うのですが、コムラボのミッションである『新しい地域の「やりたい・かなえたい」を共創する』プラットフォームを目指します。

我が家の一番上の長女が10歳です。子どもの成長とともに見えてくる地域の課題があります。「自分でやっちゃおうかな」と頭をよぎることもありますが、どう考えてもこれ以上は無理w それなら誰かに替わりにやってくれる人はいないかと見渡すと足利は課題に取り組むプレイヤーが少ない。居たとしてもボランティアベースが多いので活動の持続性、スケールアップに乏しい。社会活動を生業にする人を増やさないと質・量の成長は見込めないと思います。稼げるNPO、社会課題に取り組む人をいかに増やすかが1つの鍵です。

「足利に住んで良かった」「足利に来て良かった」と思ってくれる人を一人ひとり増やしていくことで地域の活力をあげたい。そのためには地域をまず知ることが重要なのでメディアに力を入れていきます。知ることで得られる選択肢、行動することで得られる可能性、とにかく選択肢を増やさないと地域は豊かにならないのではないでしょうか。

自分たちの子どもが大人になった時、足利に暮らす選択肢を創るのは私たち親の役目だと思っています。

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代表理事 山田 雅俊

NPO法人コムラボ 代表理事、足利経済新聞 編集長、サードプレース「マチノテ」運営 。生業はIT系。システム開発、Web製作などIT業務の経験を生かし、地方都市における情報格差の課題解決へ向けて企業・NPO法人の両面から取り組む。