芝居っていいなぁ

 

今年で20回目となった足利市民プラザ演劇祭2014
毎度のことながら大変楽しませてもらってます。

劇団PPP45°の『まほろば』は落ち着きのある深さを魅せてくれていたし、
これからの10月11日&12日の天才ヒポザウルス『大仏の鎌倉』がどんなのかも楽しみです。

 

さて今回は、先日の「あちゃらかきっず」が、どんだけぶっ飛んでいたかということを書きましょう。

まず公演のチラシでやってくれました。
第23回公演『サクラパパオー』の裏面には第24回公演『ソープオペラ』とあるのですよ。
てっきり次回の宣伝を裏面でやっているのかと思いきや、両面とも「足利市民プラザ演劇祭2014」とあるではないですか!目が点になったまま、その意味を理解するのにタップリ10秒は掛かったと思います。

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そして公演当日。プログラムの挨拶文には、こんなことが書かれていました(抜粋です)。

(前略)
いつもと同じじゃつまらないなぁ、と深夜に酒を飲みながら思いついたこの企画。
「1つの劇団が同じ日に、全く違う芝居を2本上演したらファンキーじゃね?」

やってみて分かりました。ファンキーではなく、クレイジーだということを・・
何故アマチュアもプロもこんなことをやらないかを・・
無茶なんだよ!!
セットも衣装も小道具も照明も音響も全部2倍の手間がかかるんだよ!!!
・・しょうがないじゃないか、酔ってたんだから。
(中略)
・・この公演に関わっていただいたすべての皆様に団員一同、厚く御礼申し上げます。

 

アマチュア演劇経験が少ししかない私でも、これがどれほど凄まじいことであるか想像できます。
気が遠くなります。
公演までの数か月間、キャスト、スタッフ共々えらいことになっていたはずです。
舞台はひとつ。芝居ごとに別の舞台を用意しているわけではありません。
特に小屋入りしてからの舞台稽古やゲネプロを行うにも、ひとつの芝居後、直ぐに別の芝居に切り替えなければならないわけだし。
ところで、サプライズにも事欠かないようで、この演劇祭の生みの親である足利市民プラザ前館長さんが『サクラパパオー』を人生で初めて演出していましたー。ワーオ!

そして公演本番、まるで当たり前のように全て見事に魅せてくれました。
どちらも大いに楽しませてもらいましたよ。
カーテンコールの拍手が今までより大きく聞こえていたのは気のせいではないのだと思います。
彼らは、この普通ならば無謀な企画を見事にやり遂げ、観客を大いに楽しませることができることを証明してしまいました。
すごいぞ、あちゃらかきっず!
そして私の目には、あちゃらかきっず自身、今まで以上に楽しんでいたようにも見えました。

楽日終演後、舞台のバラシを手伝わせてもらいながら、私の頭の中は、この言葉でいっぱいになってました。
” 芝居っていいなぁ ”

 

この記事を書いた人

岩澤 茂夫
岩澤 茂夫

マハロシステムズ代表 業務システム開発者。気がつけば、まもなく自分も高齢者のお仲間に。なので近ごろ特に気になるテーマといえば、高齢化社会。まずは、自分なりのサバイバルを探求中。